登り窯でガラスを溶かしてみることになった。
登り窯は、まさに薪窯。薪のみを燃料にして陶磁器を焼成する。その温度は1300度まであがるということだから、カレット状のガラスであれば、難なく溶けるはず。ただ、その温度キープが難しい。
今回ガラスを溶かすのは、登り窯の一番うしろ(燃焼室から一番遠い)の部屋(空間)。ここは、今回ものが入らないらしく空いているので使ってもいいという許可を頂いた。自分でもこの急な展開に驚いていると同時に、ワクワクがとまらない!
使用させてもらう登り窯は、部屋が3つしかない小さい(と言っても一部屋がでかい)ものだが、そのぶん、登り窯の構造がよくわかる。
ガラスを溶かすのは、第3の間で、この登り窯のなかで最後尾になるので、一番前の燃焼室から朝一に薪をくべ始めて、夕方あたりに1000度前後になる予定。そこから第3の間用に取り付けられた横穴から薪をくべて、一気に1300度くらいまで上げることができるらしい。あとは、薪をくべて、ひたすらキープ、、かな(汗)
とりあえず、燃焼室からの熱循環のプロセスをしっかりチェックしたい。
で、ガラスだが。
第3の間に5キロほど溶融できるツボをいれることにした。
ガラスがうまく溶けることを希いつつ、、次は、横壁の一部を抜いて、そこから竿をつっこみ、溶けたガラスを巻きとって、宙吹きができる体制をいろいろ整えてみる。
26日が本番だが、秒読みになってきた。こうしたらどうだろう?という怪しげなアイデアが頭の中をいっぱいかけめぐる(苦笑)