今年もあと1日
この投稿、さいごになるかな、、
投稿しようと思いつつ、できてなかった投稿いっぱいあるけど、これだけは書き残しておきたいな
中村哲さんのこと。
はずかしいけれど、亡くなられてはじめて、その存在の偉大さに気づかされました(汗
『自然栽培』という季刊誌を購読していたので、そのvol.20号の記事から
アフガニスタンの砂漠に用水路を拓いた方とだけ知っていました。
なので、私の中では、
中村さんは、砂漠に緑をよみがえらせた日本人、、。
しかも、
参考にされた工法が、現代の技術ではなく、江戸時代の日本の技術と、
アフガニスタンに昔からある施工法だったといからこれまたおどろき‼!
少し本文から抜粋、
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「山田堰」~この堰の特徴は、江戸時代から明治時代に日本各地で作られた石張りの「斜め堰」にある。水流にたいして、大小の石を直角ではなく、斜めに敷き詰めることで、水流の勢いを抑えつつ用水路に水を導いているのだ。重機もコンクリートもなかった江戸時代に、人力と牛馬で石を運び、自然の理にかなった堅牢な堰が築かれていたことに、中村さんは感銘を受けた。(本文より)
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そして、
アフガニスタンのその土地に古くから伝わる「蛇籠工」の採用。
アフガニスタン人の優れた特質と、そこにある資材に目を向け、それを活かし、その用水路は地域の人々の力で作り上げられた。
かくして作られた一本の用水路が、周辺の緑を蘇らせる、、。
記事とともにある写真のビフォーアフターにも目を見張った。
昔ながらのやり方と、
今現在そこにあるものや人とを
適材適所に組み合わせて得られたものが、人類の遺産ともいうべき姿に変わる、、
思わず鳥肌がたった‼
中村さんには到底及ばないけれど、日常の中にこの視点をつねに研ぎ澄ませていたい。
中村さん、たくさんの気づきと勇気をありがとう。
ご冥福をお祈りいたします。
そして、このすばらしい記事を取材された温野さんに、中村さんと出会わせてくださったことを感謝したい。