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「私」という端末、、
2021.03.09 Tuesday

久々に利賀村へ、材をもらいに。

 

まだまだ雪深い

凛と澄んだ空気がいたく心地いい

 

頼んであったミズナラを運びながら

「このホオも試せるかな?」と

モリビオのみさこさんが指さしたのは棚に整然と並べられた木片

 

ナラ枯れのすすむ林地で

ナラを抜いてホオの成長が待ったなしに進み、その間伐材の行き場を探しているとのこと

ホオは発芽するまで

およそ30年ものあいだ、土の中で待機できる能力をもつらしい

 

ホオにとって、

このナラ枯れは、待ちに待った晴れ舞台なんだろうなと思うと鳥肌がたった。

 

気がつけば、ホオを車に運んでいた。

 

ホオの話から、利賀の森の近況、暮らし、そして林業へと話は尽きず。

いろんな思いを聴いて、

それらが私の中で無意識のうちに

なにかを形作る

 

 

『私とは「端末」的存在である』

というsnsn投稿がふと浮かんだ

 

 

「私」を通って、

「私」ではないなにかが

「私」にものを作らせてくれる

 

「私」を超えて

「私」が作る

 

そんな感覚が

森、そしてそれにかかわる方々に出会ってからすすむ

ありがたい

本望だな、

改めて感謝です。