久々に利賀村へ、材をもらいに。
まだまだ雪深い
凛と澄んだ空気がいたく心地いい
頼んであったミズナラを運びながら
「このホオも試せるかな?」と
モリビオのみさこさんが指さしたのは棚に整然と並べられた木片
ナラ枯れのすすむ林地で
ナラを抜いてホオの成長が待ったなしに進み、その間伐材の行き場を探しているとのこと
ホオは発芽するまで
およそ30年ものあいだ、土の中で待機できる能力をもつらしい
ホオにとって、
このナラ枯れは、待ちに待った晴れ舞台なんだろうなと思うと鳥肌がたった。
気がつけば、ホオを車に運んでいた。
ホオの話から、利賀の森の近況、暮らし、そして林業へと話は尽きず。
いろんな思いを聴いて、
それらが私の中で無意識のうちに
なにかを形作る
『私とは「端末」的存在である』
というsnsn投稿がふと浮かんだ
「私」を通って、
「私」ではないなにかが
「私」にものを作らせてくれる
「私」を超えて
「私」が作る
そんな感覚が
森、そしてそれにかかわる方々に出会ってからすすむ
ありがたい
本望だな、
改めて感謝です。